退職推奨と解雇の違いはなんだろう?
ここまで何回も面談を重ねてきましたが、最初から気になっていたことがありました。
「キャリアプランのご提案」を受けたときから、提示された条件で受けてもらえるならサインして下さいとは言われてはいるのだか、「サインしなかったらどうなるのか」ということについては「何も決まってない」「サインがもらえないことは現状想定してない」の一点張りでした。
もう10回近く面談をして、弁護士や労基署からもいいアイデアは出ず行き詰まってきたので「サインしなかった場合、5月からどういう扱いになるのかはっきり教えてくれ」ということを争点に変えて、その返答次第で決めることにしました。
4月も終わりに近づいてきた頃、やっと一部回答が聞けました。
「いま提示している条件は白紙になります、その後についてはわかりません」とのこと。
約一か月、仕事もしないで交渉のみ続けてきたので今更この状況で職場に戻るのも嫌だったので心の中では「もうサインしよう」と決めました。
結局、退職推奨は解雇と言わないだけで解雇通告ってことなんです。
ただ意地でも会社に残ってやるという方々は前回書きましたがユニオンを使うことがおススメだと思います。
給与の減額、部署異動、なんでもユニオンを通して了承を得なくてはいけなくなるので現状の立場は保全されそうです。
今回、わたしを含めて結構な人数が同様の「ご提案」を受けていたので条件面で誰かにのみ妥協するというのはできないという事情もあるのではという意見もありました。
今後こういった立場に置かれることになった方々に対しては、自分の置かれた状況をよく観察して可能性を探っていただければと思います。
いよいよ次回はサインしたときのことについてお伝えします。